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https://w.atwiki.jp/fairdol/pages/1031.html
コーデを彩るエフェクトが手に入るガチャ 福引券が1枚ついてきます♪ 1PLAY◆250コイン
https://w.atwiki.jp/kairos/pages/3.html
ここを編集 ローポリ スーパーテクニック 新品価格 ¥2,940から (2012/4/3 15 24時点)
https://w.atwiki.jp/kairos/pages/16.html
チャンネルRとBを入れ替えて色相を調節する 白 黄色 オレンジ 赤 色にはしっくりくる色の順番がある 画像とサンプル用意 炎系 青炎系 黄金系 緑 ダーク紫
https://w.atwiki.jp/qmarikei/
2014/9/20 理系新問色々更新 ※個人用に立ち上げたwikiなので色々と適当です(自分で問題引けないので他サイトのコピペなど多め)。更新少なめ。 ※更新がとまってしまったYMのページさん(http //www15.atwiki.jp/ymeconomy/)に載ってない問題を中心に、主に理系学問の新問と難問を載せていきます。 ※文系社会のスロットも力を入れて更新しています(コピペ多めですが)。ライフスタイルスロットは気が向けば更新するかも・・・ ※紫宝魔龍対策について、間違い指摘と新問報告を随時募集しています。 早い者勝ちクイズ希望 -- ビョルン・ボルグ (2011-07-02 12 25 12) これからちょびっとずつ追加していこうかと。 -- 名無しさん (2011-07-05 01 00 27) 早い者勝ち大幅更新しました -- 名無しさん (2011-07-10 17 49 23) 早い者勝ちクイズ全ジャンル更新 -- 名無しさん (2011-07-17 02 25 53) そのうち紫宝魔神対策難問集を作成予定 -- 名無しさん (2011-08-09 00 31 47) 問題集めるのは来週からになりそうです -- 名無しさん (2011-08-14 23 59 09) 並べ替えの問題文を他の形式のように原文ママで掲載して欲しいです -- 名無しさん (2011-08-20 12 55 27) 修正 追加しました。 -- 名無しさん (2011-08-21 00 12 03) ご対応いただき有り難うございます!>並べ替え -- 名無しさん (2011-08-21 11 27 26) 実は入試があるのであんまり更新できそうにないです・・・(悲) -- 名無しさん (2011-09-10 00 00 24) 文字パネルで「ポプラは○○○科の木?→ポプラ」となっていましたが正しくはヤナギ科なので修正しておきました -- 名無しさん (2011-09-10 20 44 16) ディスカスやグッピーの画像を載せてもらえませんか。 -- 名無しさん (2011-10-16 15 05 30) ディスカスはあったので載せました。 -- 名無しさん (2011-10-16 16 17 56) 時間の都合上結局ほとんど問題は回収できませんでした。魔神戦が終わってもページは残しておきます。 -- 名無しさん (2011-11-03 21 43 06) ハードコンタクトレンズで現在主流となっている酸素透過性レンズのことを「〇〇〇レンズ」という?←RGBとなっていましたが正しくはRGPです。修正しました -- 名無しさん (2011-11-21 21 29 56) 「紫宝魔神対策」などに掲載されている問題は全てトナメで出題されるものですか?検定問題がちらほら混じっているような気がするのですが… -- 名無しさん (2011-11-30 22 25 09) 紫宝魔神対策の問題は、もし放流されても対応できるように勝手に入れた、並べ替えにある恐竜・古代生物検定出典の4題(ダンクレオステウス等)を除けば基本的に全てトナメで出題されてます。恐竜検定のグロ問はしばらく出ないでしょうから今のところはスルーしても大丈夫かと… -- 名無しさん (2011-12-02 01 37 43) あと並べ替えのエドガー・ダイクストラは文系学問、16777216とアホロートルはライフスタイルのものですがいかにも理系に移ってきそうなので勝手に追加しました。現時点でスルー可です -- 名無しさん (2011-12-02 01 43 30) 1ページに収まらなくなったので文字パネルと並べ替え・スロットを分離しました -- 名無しさん (2012-03-29 17 19 36) 理系グループ分けクイズは時間があったら作成予定です -- 名無しさん (2012-03-29 17 21 13) 理系早い者勝ちを(既存問の選択肢増加も含め)大幅更新。また、木星の逆公転する衛星を選ぶ問題を修正。 -- 名無しさん (2012-04-29 01 21 13) 理並の初見が増えたので追加。 -- 名無しさん (2012-05-21 10 52 34) 全ジャンルのタイピングを社タイみたくして欲しい -- 名無しさん (2012-05-22 02 48 32) タイピングはいずれ回収予定ですが、今はかなり忙しいのでまとめるのは夏になると思います -- 名無しさん (2012-05-22 17 36 46) 理系新問を少し追加。 -- 名無しさん (2012-06-03 05 32 33) ケスラーシンドロームがキューブに入ってましたが、正しくはスロットなので修正。 -- 名無しさん (2012-06-07 18 02 40) キューブの肥満治療薬の問題は、正しくはロルカセリンなので修正。 -- 名無しさん (2012-07-16 15 31 24) 理系早い者勝ちの更新ありがとうございます!魔龍対策にもちょっぴり期待しています…! -- 名無しさん (2012-07-31 18 30 55) そろそろ時間ができてきたので少しずつ更新していこうかと。魔龍戦は理グルが鬼門だと勝手に思ってるので理グルを回収中です -- 名無しさん (2012-08-01 18 09 12) 紫宝魔龍対策のページを追加。紫宝魔龍戦まで少しずつ更新していきます -- 名無しさん (2012-08-05 05 38 12) 理系四択のページに(著作権的に危ない)紫宝魔龍対策コンテンツを追加 -- 名無しさん (2012-08-08 15 33 21) 早速プレーさせていただきましたが、一足先に魔龍に挑めた感じがしてめっちゃ楽しいですね。やっぱ実践すると問題集眺めるよりも覚えやすいです -- 名無しさん (2012-08-08 16 04 52) 簡素な理スロ用のフラッシュも作成。 -- 名無しさん (2012-08-09 03 54 28) 雰囲気が出ているのは大変良いのですが、著作権的にかなり問題がありますので、警告が来る前に別の画像・BGMに差し替えた方がいいように思います。折角のコンテンツを全て無駄にしてしまう可能性もありますので… -- 名無しさん (2012-08-10 12 40 45) MQMA3の件もありますので、やはり注意しておいたほうが良いかもしれません。映像や音声がなかったとしても、非常に便利なので有り難く利用させていただきたいです -- 名無しさん (2012-08-10 13 44 30) MQMA3の件は知らなかったです…。問題アリと判断したので、一時的に消させていただきました。また、近いうちに画像と音声を差し替えて似たものを作ろうと思います。 -- 名無しさん (2012-08-10 22 05 27) パソコンが壊れて今修理に出しているので1〜2週間は更新できそうにないですすいません・・・ -- 名無しさん (2012-09-05 19 59 33) 理系グループ分けを作成。今夜さらに更新予定 -- 名無しさん (2012-09-15 03 26 07) グル分けありがとうございます!お疲れ様です! -- 名無しさん (2012-09-16 13 28 49) すいません、海棲哺乳類と陸棲哺乳類のグル分けが間違ってました(家に帰ったら修正します)。その他にもミスがある可能性があるので、完全には信用しない方が無難です。 -- 名無しさん (2012-09-16 22 09 43) 理グルのペニシリンとインシュリンが間違ってたので修正。 -- 名無しさん (2013-03-12 23 33 25) 答え訂正必要箇所。「1977年に打ち上げられた日本初の静止衛星の名前は「きく2号」である,○ (×おおすみ)」 -- 名無しさん (2013-03-19 06 20 22) 答え訂正必要箇所。「たとえ地震の発生に伴って起こった波であってもその高さが低いものは「津波」とは呼ばれない,×が正しい」編集の仕方分からないので。 -- 名無しさん (2013-03-19 06 21 53) 津波の問題に関しては、間違っていて本当に申し訳ありません、修正しておきます。静止衛星の問題については、『「おおすみ」である』→×のパターンもちゃんとあるので訂正の必要はないと思われます(その問題の裏問です)。『「きく2号」である』→○の方も追加しておきます。 -- 名無しさん (2013-03-19 17 52 25) 答えミス発見(古代ギリシャの医学者/イタリア・クロトンの生まれ/動脈・静脈の区別/エウスタキオ管も発見→アルクマイオン)が正解 -- 名無しさん (2013-03-25 02 22 39) 指摘ありがとうございます、修正しておきました。なかなか一人では気づけないもので、本当に申し訳ございません。 -- 名無しさん (2013-03-27 02 14 22) 早い者勝ち既存問に新たにほんの少しだけ選択肢と答えを追加。 -- 名無しさん (2013-04-03 06 51 47) 最高峰マックスウェル山がある金星の北半球にある大陸は○○○○○○大陸?→イシュタールだがアフロディテになってたので訂正。致命的なミスなのに今更気づいて申し訳ないです・・・ -- 名無しさん (2013-04-05 22 59 15) 更新お疲れ様です! -- 名無しさん (2013-04-10 10 06 42) 人間の上半身にある筋肉を全て選びなさい が間違ってたので修正。 -- 名無しさん (2013-06-01 21 54 19) 早く更新してくれドドリアさんーーーっ!紫宝が始まっちまう!! -- 名無しさん (2013-07-27 11 57 46) 紫宝までには何とか更新したいですがあいにく試験期間でしてね・・・(涙 -- 名無しさん (2013-07-28 15 18 12) 更新ありがとうございますお疲れ様であります -- 名無しさん (2013-07-31 03 38 20) 早い者勝ちの特別天然記念物の問題、ルリカケスではなくトキが正解なので訂正。 -- 名無しさん (2013-08-02 09 22 18) シカもカモシカもツノは毎年生え変わる,× (鹿=鹿科=毎年生え変わる)(氈鹿=牛科=生え替わらずに一生伸び続ける) -- 名無しさん (2013-08-07 11 29 12) わざわざありがとうございます、そしてすいませんでした。修正しました。 -- 名無しさん (2013-08-07 18 26 54) 名前 コメント 今日訪問した人の数 - 昨日訪問した人の数 - 総計 - ; @wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? 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〔歪み系〕 オーバードライブ BOSS OD-1 オーバードライブの代表 歴史のあるエフェクター BOSSブルースドライバー ギタースレ大絶賛エフェクター クランチサウンドとか色々。EXAMは使えない ブースターなどにも重宝 BOSS SD-1 ほとんどブースター アンチャンとかその辺がつかってるよ ARION チューブレーター(ツブレタ) 安い!ダサい!いい音! 悩んでるなら買っちゃえよ?損はしないぞ? ディストーション 高音域、低高域と中心とした攻撃的な歪み。 ザクザク、ギュイーンとしたような音 倍音が良く出る 歪みを増すとサスティンが伸びる BOSS DS-1 時期によってなんか音が違うらしい 現行の台湾製、昔は日本製 BOSS MD-2 値段の割りに使えるにくいやつらしい 最近割りとスレで話題になる MAXON DS830 俺のオヌヌヌ 音抜け・音圧が非常に良い アンプと相性悪いとヘンな歪みになっちゃう ファズ ブリュブリュ、ジリジリ、ザラザラとした粒の粗い歪みを産む。 かけすぎると音程が分からなくなるほど強烈な歪みペダル ODの様に使えるマイルドな物から発振しっぱなしのキチガイ仕様まで幅広く分類される 使いすぎるとアフロになるとかならないとか・・・。 ファズファクトリー マフとかファズフェイスに物足りなくなった人向け いちばん右のツマミさえ全開にしておけばとりあえず発振は免れられる 〔揺らす系〕 フランジャー しゅおぉぉぉぉぉぉぉって感じになる。歪みと同時に使用すると飛行機の様な音になる。浅くかけるとコーラスの代わりとしても使用可。 フェイザー 回転スピーカーを再現したもので フランジャーから金属的トーンを抜いたもの コーラス 音を微妙にズラすことで心地よい揺らぎと爽やかな空間的広がり演出するエフェクター。 主にクリーンサウンドで効力を発揮。 トレモロ 音を大きくしたり小さくしたりを周期的にくりかえすエフェクター そうすることで音を小刻みに揺れてるような効果をだす アームつきギターのブリッジをトレモロと呼ぶが 本来はこのような効果のことを指す ワウ ペダルでハイやロウを調節できる それを繰り返すことでワウワウと人間の赤子がしゃべってるかのような肉声のニュアンスを与えるエフェクタ 前に踏み込むと高音域が出るキンキンした音がでて手前にすると低音域がでてこもったようになる スカなどのカッティングするときやハイゲインのソロなどでも使う 〔空間系〕 ディレイ 音を一定周期で遅らせてヤマビコ効果を出す。 0.2秒ぐらいの設定にして音に厚み(ユニゾン)を出す効果もある。 リバーブ 風呂で歌ってる感じ。ホールやライブハウスなどの残響感をだすことで音の広がりと重圧感をだす 〔音程系〕 ピッチシフター ピッチ(音程)を変化させるエフェクター 原音に対してオクターブや3度・4度・5度・・・と平均して上下2オクターブの音域で、 あらゆる音程に変化可能 一人弾いたソロをツインリードにしたり演奏してない和音もプラスすることもかのう 原音のオクターブ上の音や2オクターブ上の音を混ぜて再生するとシンセもどきの音が作れる。 ディレイ機能を搭載している機種も多く、原音+1オクターブ上のショートディレイで12弦ギターのような効果も得られる。 DigiTech ワーミー 現在のモデルはワウやボリュームペダル、チューナーなどマルチ的なエフェとなってる ピッチシフターの一つなのだが変わった機能 ペダルで最大±2オクターブの変化ができる飛び道具 アームとはまた違った音程の変化 和音のまま変化も可能 オクターバー 原音の1オクターブしたの音程をプラスするエフェクター オクターブ奏法をしてるようなブ厚いサウンドにする 2オクターブ下や1オクターブ上の音をプラスするモデルもある 和音での演奏は向かない コンプレッサー。 音の強さを一定に整える。コレつかって練習すると上手くならない でもここぞっ時は結局つかってしまう ベースで本領発揮2 BOSS CS-3 ベストセラー製品 ノイズ多いらしい 廃盤のCS-2や1は全然音が違うので注意 イコライザー 特定の周波数を強調したり、カットしたりできる。略語はEQ。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/1516.html
憂「お姉ちゃん、見て。梓ちゃんと一緒に作ったんだよ」 梓「唯先輩の為にがんばっちゃいました」 唯も笑顔で返す。 唯「おいしそう。ありがとう憂、あずにゃん」 唯は梓の隣に車椅子のままテーブルに着くと 和も唯の向かい側の椅子に腰を下ろした。 いただきます──揃って言うと 食卓の料理に箸を運んだ。 梓は唯の為に小皿に料理を盛り付け スプーンで掬うと、それを唯へ向けた。 梓「唯先輩、あ~んしてください」 唯「自分で食べれるってばぁ」 梓「わがまま言わないで下さい。はい、あ~ん」 唯「わがままって・・・」 唯は渋々、あ~んと言って口を開けて 梓に食べさせてもらった。 梓「美味しいですか?唯先輩」 唯「うん、凄く美味しいよ」 梓は嬉しそうな笑顔を浮かべた。 憂「それ、梓ちゃんが一人で作ったんだよ」 唯「ホント?凄いねあずにゃん」 梓「私だってやれば出来るんですよ」 和「どれ?私も頂こうかしら」 その日の食卓は何時にも益して賑やかだった。 唯は食後の紅茶をすすりながら梓に聞いた。 唯「あずにゃん、今でもギター弾いてるの?」 梓は少し間を置いてから答えた。 梓「いえ、もうやってませんけど」 唯「え?どうしてやめちゃったの?」 梓「それは、その・・・元から親の影響で始めただけですし・・・」 梓「それに、私には才能ないかなって思って」 唯「そんなこと無いよ。あずにゃんのギター、私好きだよ」 梓「でも良いんです。特に思い入れがあるわけでも無いですから」 唯にはそうは見えなかった。 ──もしかして、私の所為? 口を吐いて出そうになった言葉を飲み込んだ。 唯「私に、聞かせて欲しいな」 そう言って梓の目を見つめると 梓は視線を逸らした。 梓「その内、機会があれば・・・ね」 多分、もう二度と梓はギターを弾くことは無いのだろうと唯は確信した ──私がいる限り。 ならばと、唯はもう一度やり直そうと考えた。 あの事故の日に戻って、今度は梓と自分自身を助けようと──。 唯「和ちゃん、私の日記どこに仕舞ったっけ?」 和「あんた、日記なんて付けてたの?」 憂「多分、お姉ちゃんが引越しするときにダンボール箱に入れて持って行った気もするけど」 唯「憂、悪いけど探してきてくれないかな?」 和「私が探してくるわ。確か開けてないダンボール箱が一つあったの見たと思う」 唯「ごめんね、和ちゃん」 和「いいわよ、唯はゆっくりしてて」 数分後、和が一冊のノートを手にして戻ってきた。 唯「和ちゃん、それだけ・・・?」 和「うん、日記らしいのはこれ一冊しか無かったわ。もちろん、中は見てないから安心して」 唯は愕然とした。 そうだった、事故の後から一度も日記を付けた記憶が無い。 あの事故の記憶を記したものが無ければ過去に戻ることが出来ない。 唯は和に手渡されたノートを捲る。 日記は事故の当日に軽音部の部室で書いた記述を最後に それ以降は白紙だった。 唯は自分の頭の中にある記憶を必死で探った。 記憶が途切れた時の事を その状況で事故を回避できるか否かを 日記に記された状況を頼りにして。 ──無かった。あの事故を回避できる状況はこの日記には記されていない。 唯は絶望に胸を穿たれた。 ──もう、・・・しか無いじゃない。 唯はお風呂に入ってくると言って浴室へ向かう。 梓は手伝いますと言って付いて来ようとしたが あずにゃんのエッチ──などと言うと 顔を赤らめて、勝手にしてください──と怒ったように言い リビングへ引き返して行った。 ──これでいい。 唯は浴室まで車椅子で入り浴槽に溜まったお湯を見つめる。 車椅子から浴槽の淵に体を移すと 右手で右足を持ち上げ湯船に浸け 次に左足を浸すと 手摺りに掴まって体をゆっくりと沈めていく。 水面から顔だけを出して暫く思いを巡らせた。 ──きっとこの方が良いに決まっている。 唯は自身の体を醜いと感じることは無かったが 梓がギターを弾かなくなった原因が自分にあることを酷く悔やんだ。 梓はきっと、ギターを弾けなくなった体の唯を傷つけまいと 自身もギターを辞めたのだろう。 ──私の所為で 憂も和も唯の助けとなってくれてはいたが 負担になっているのではないかと唯は思っていた。 ──みんなに迷惑を・・・。 最後の希望も絶たれた。 もう、変える事は出来ない。 自分の我侭が、あるべき未来を捻じ曲げ 行き着いた先には不幸が待ち受けていた。 ──ごめんね。みんな・・・。 唯は体を支えていた右手を手摺りから離した。 ──さようなら。 顔が湯船に沈み頭が浴槽の底に付いた。 水面を見つめる。 浴室の照明が水面の波に反射してきらきらと輝いていた。 何か黒い影が光を遮った。 水面から腕が差し込まれ唯の方へ伸びてくる。 小さな手が唯の体を確りと掴み 細い腕で唯を湯船から引き上げた。 梓「唯先輩っ!大丈夫ですかっ!?」 梓は涙を流して叫んでいた。 多分、唯が何をしようとしていたのか判ったのだろう。 梓の声を聞きつけて憂と和も浴室へと駆けつけた。 二人とも一目見て状況を飲み込んだ。 3人は唯を抱きしめ声を上げて泣いた。 ごめんなさい──と誰かが言う。 馬鹿ね──と誰かが呟く。 死んじゃだめ──と誰かが叱ってくれた。 唯は3人に抱きしめられて漸く理解した。 唯のしようとしていた行為が何を齎すのか。 誰も喜ばない 誰も救えない、救わない、救われない 誰かを、みんなを傷つけるだけなのだと。 唯は大粒の涙を流し ごめんね、ごめんね、と泣きながら謝った。 唯は自室に戻ると暫く一人で考えていた。 死ぬことではなく、元に戻すことを 今の状況から皆を救い出す方法を ふと唯の中にある考えが浮かんだ。 ──もし、私が軽音部に居なかったら ──もし、軽音部そのものが無かったとしたら 梓は入部せずに事故に遭う事も無いだろう。 では、他の皆はどうなるのだろうか? 澪は音楽への道を諦め切れないと思う。 軽音部のバンド活動が与えた影響は大きい それは、律にも紬にも言えることだった。 しかし、長い時間を掛ければ決して取り戻せないものではない。 律は、どんな状況でも上手く立ち回る事ができるだろう。 別の世界でクスリに手を出したのも もとより、唯が澪との時間を奪ったのが要因だった。 紬は、高校入学時から本人に自立と成長を望む意思があった。 軽音部とは別の環境でも一歩ずつ前進していくはずだ。 平凡な、詰まらない毎日からでも紬にとっては新しい発見があるだろう。 唯は自分自身に目を向ける。 軽音部が無かったら、自分はどうなってしまうのだろうか ただ流されるような毎日を送るのだろうか 別のことに心を惹かれてそれに打ち込む日々を送るのだろうか 唯は、自分を信じることしかできなかった。 ──どんな結果になろうとも私は、私だ。 それを恥じたり悔やむことはしないと心に誓った。 唯は日記を開いた。 あれは、唯が高校一年の冬 見慣れた、懐かしい場所だった。 唯は炬燵に当っている。 咄嗟に立ち上がるとキッチンへと足を向けた。 ──何をすればいいのだろうか? ──そうだ、軽音部を辞めるんだ。 ──でも、どうやって? 唯の手はシンクに置かれた包丁を掴んでいた。 ──壊すんだ──何を? ──ギターだ。 ──ギー太を・・・壊すんだ。 はっとしてキッチンを見ると唯が包丁を手にして佇んでいた。 憂「お、お姉ちゃん・・・」 唯は虚ろな目で憂を見る。 唯「うい・・・」 憂「お姉ちゃん、落ち着いて・・・ゆっくり包丁を置くの・・・ね?」 唯は驚いた様子で自らの手元を見つめると 目に涙を浮かべその場に膝から崩れ落ちた。 憂「お姉ちゃんっ!」 唯「憂っ・・・私・・・どうして・・・」 憂「落ち着いて、大丈夫だから・・・大丈夫」 憂は喉に絡む声で唯を慰める。 落ち着いて、落ち着いて、と自分に言い聞かせるように。 決意は固まった。 唯は扉の向こう側にいるであろう和に声を掛けた。 唯「和ちゃん、いるんでしょ?」 唯のことが心配だったのだろう 和は扉のすぐ前で聞き耳を立てていた。 和「ばれてた?」 唯「和ちゃんは優しいから」 和「ありがとう。それで、私に何か頼みごと?」 唯「うん。1年の時の学園祭ライブの映像を見せて欲しいの」 和「ごめん、唯。唯が辛い思いをするだけだからって、 憂ちゃんと梓ちゃんに止められてるの」 唯「どうしても?」 和「二人との約束よ。そう簡単に破るわけにはいかないわ」 和「ただ、何で急にそんなこと言い出すのか 納得できる理由を聞かせてくれたら見せてあげてもいいわよ」 唯「わかった。全部話すよ」 唯は語った。 高校の時から表れだした記憶の途切れる症状を その時から付け始めた日記のことを その日記の記述を見ると記憶の途切れていた間の過去へ戻れることを その過去から未来を変えられることを 事故で死ぬはずだった梓を救うために自分が犠牲になったことも話した。 和は信じられないと云った表情をしていた。 当たり前だろうと唯も思う。 唯は日記の一番最初のページを捲ると和に言った。 唯「和ちゃん、私の掌見てて」 唯はそう言って和に掌を向ける。 和が頷いたのを確認すると 唯は日記の記述を見つめる。 一番最初、日記に書いた美術の授業での出来事。 唯がきょろきょろと周りを見回していると 教師が絵を描くようにと唯を注意した。 唯は、素早く適当に絵を描き上げて それを提出するために立ち上がる。 唯は教卓に置いてある彫刻刀に目を留めた。 唯は教卓の上に絵を伏せて置くと 教師の目を盗んで彫刻刀を掴み上げ 右手の掌に深く突き刺した。 光に包まれると和の声が聞こえた。 和「唯・・・手・・・」 驚いた表情で唯の手を見つめていた。 唯の手にはくっきりと彫刻刀で刺した傷跡が残っていた。 和にとっては突然傷跡が浮かび上がったようにしか見えなかっただろう。 それを見て唯の言葉を信じたのか 学園祭ライブのDVDを持ってくると言って部屋を出て行った。 8
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問題 表示 解答 補足 1990年代に高校生たちの間でも流行したヘアのおしゃれです 茶髪 ちゃぱつ 2010年10月に文化勲章を受章したファッションデザイナーです 三宅一生 みやけいっせい 「ユニクロ」などを運営するファーストリテイリングの創業者 柳井正 やないただし 足が速くなるように開発され子供に大人気のアキレスの運動靴 瞬足 しゅんそく アメリカ人女性のマリー・ジャコブが発明しました ブラジャー オーダーメイドの服でサイズをはかることです 採寸 さいすん 押切もえ、蛯原友里らがデザインするストッキングのブランドです f*ing エフィング 菊正宗酒造が販売する日本酒エキス配合の化粧品です 酒滴女子 しゅてきじょし 皇后・美智子妃のデザイナーも務めた大正生まれの人物 中村乃武夫 なかむらのぶお 香水の分類の基準となる香料の含有率のこと 賦香率 ふこうりつぶこうりつ コーセーが発売しているスキンケア製品のブランド名です 清肌晶 せいきしょう コーセーが発売しているスキンケア製品のブランド名です 雪肌精 せっきせい コム・デ・ギャルソンの副社長を務めるデザイナー 渡辺淳弥 わたなべじゅんや これが巧みな人はおしゃれといわれます 着熟し きこなし 雑誌からブレイクした盛りヘアーでキメた女の子たち age嬢 あげじょう ジャケットのブランド「VAN」の設立者です 石津謙介 いしづけんすけ 女性ファッションブランドZUCCaの創業者です 小野塚秋良 おのづかあきら スペイン語で「仮面」という意味がある化粧道具です マスカラ 盛装に用いる、帯の下際に締める飾り帯のことです 扱き帯 しごきおび 繊維が水をはじくようにほどこします 撥水加工 はっすいかこう 男性が用いる夜間用の正式な礼服です 燕尾服 えんびふく チュニジア出身のジャン・トゥイトゥが創始したブランド APC アーペーセー トッグルというボタンが特徴的な「○○○○コート」? ダッフル トレードマークの蝶のモチーフで有名な日本の服飾デザイナー 森英恵 もりはなえ 中川翔子が企画・デザインに参加しているファッションブランド mmts マミタス 日本初のブライダル専門店を作ったデザイナーです 桂由美 かつらゆみ 人気ファッション雑誌『小悪魔ageha』の編集長 中條寿子 なかじょうひさこ 人気ファッションブランド・EMODAのプロデューサーです 松本恵奈 まつもとえな 人気ブランド「アンダーカバー」のデザイナー 高橋盾 たかはしじゅん バラエティ番組で活躍するファッションプロデューサー 植松晃士 うえまつこうじ ファッションブランド PEACE ON MARSの創設者 植竹拓 うえたけひろむ ブランド「BIGI」設立者のひとりである女性デザイナー 稲葉賀恵 いなばよしえ 文化出版局が発行する女性向けファッション誌です 装苑 そうえん
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550 通常の名無しさんの3倍2016/02/25(木) 01 03 39.17 ID iuav4ozr0 リケジョって性欲強そう 553 通常の名無しさんの3倍2016/02/25(木) 22 03 12.94 ID bOPAsEO70 550 レイン「そっ……そんなことないわよ!!」 ドモン「…………」ジトー レイン「なによその目は…」 昨日*** レイン「無茶は……コックピットの中と…ベッドの上だけにしてよね……?」 *** ドモン「……どの口が言ってんだ?ん?この口か?塞いでやろうか」 レイン「ちょ、ちょっとドモン!」 ジュドー「なんかあっちでドモン兄がいちゃついてるんだけど……」 ガロード「地球を救う勢いだな」 ロラン「…ほっといておきましょうね」 555 通常の名無しさんの3倍2016/02/26(金) 07 45 14.39 ID iLEP1RYO0 553 アムロ「うちの妹はガッチガチの理系なのにどうして…」 セレーネ「あら、これでも結構強い方だと思うわ。ヴィンヴィンよヴィンヴィン」 アムロ「ならなぜ男の一人でも連れ込まないんだ」 セレーネ「余りある性欲をゲイザーちゃんに注いでいるからよ!」 アムロ「そんなことだろうと思ったよ…」 ロラン「でも逆に考えれば、その情熱を男の人に向ければ物凄いことになるってことじゃないですか?」 シロー「自分の子供をマイリトルスイートパンプキンとか言い出すのかな…」 セレーネ「そのマイリトルなんたらっての、なんかイヤだからやめてくれる…?」 キラ「ドモン兄さんやガロード兄さん以上のバカップルラブラブキャラになったらそれはそれで恐ろしいよね…」 アムロ「想像はつかないが、もしそうなったら不気味かもな」 セレーネ「兄さんたちは私をどうしたいのよ…」 558 通常の名無しさんの3倍2016/02/27(土) 00 23 45.13 ID 10fdsuWq0 555 アムロ「有り余る性欲は、生身の肉体にぶつけてこそのものだろう」 セレーネ「もっともらしく言っても内容は最低よ」 アムロ「宇宙の心理だ。そこで、俺が連れてきてやったぞ。おーい、入ってくれ」 キョウジ「やぁ」 スウェン「どうも」 セレーネ「…やっぱりあんた達なのね…」 アムロ「好きな方選んでいいぞ」 セレーネ「んなこと言ったって……」 ドモン「姉さん、ここはやはり…同期、金持ち、男前……そのうえ科学者で姉さんの研究に理解あるという超優良物件であるキョウジ兄さんで行くべきだ!!」 ガロード「いや、ちょっぴり不器用な銀髪イケメンという…乙女ならみんな大好きなナイスガイ!母性をくすぐる年下のオトコノコ、スウェンさんも負けてないよ!」 キョウジ スウェン フラグ立ってるようなお二人。 559 通常の名無しさんの3倍2016/02/27(土) 00 38 50.41 ID XJ8wLiV10 558 キラ「両方をとって逆ハーレムもアリだと思わない?」 560 通常の名無しさんの3倍2016/02/27(土) 00 43 25.03 ID f/VLZy7T0 559 キラは黙ってて!! と思ったが、アムロ、カミーユという悪い前例がいるんだよなぁ・・・・・・ 561 通常の名無しさんの3倍2016/02/27(土) 13 23 32.35 ID 10fdsuWq0 558 シュバルツ「貴様らが二人が駄目ならば、私ではどうだろうか」 セレーネ「別に駄目とは…っていつの間に?!」 スウェン「床下から…キョウジが二人!?」 キョウジ「俺の顔で恥ずかしいことするなっていつも言ってるだろ…」 シュバルツ「そんなことはどうでもいい。セレーネ、お前が生身の人間に欲情出来ないのならば…この私から始めてみないかと言っているのだ」 ドモン「そ、そうか!シュバルツは人と機械の狭間いくアンドロイド!!DG細胞を用いてはいるが、容姿・人格はまさしくキョウジ兄さんのもの…機械狂いな姉さんの性活を矯正するにはうってつけだ!!」 シュバルツ「説明ご苦労」 キョウジ「おい、そんなことをさせるためにお前を造ったわけじゃないぞ」 シュバルツ「心配するな。私の心はキョウジと共にある…少なからず、私にはセレーネが魅力的に見える」 キョウジ「そ、そういうことではない!」 セレーネ「……シュバルツって、いいAI積んでるのよね…いいかも」 キョウジ「!?」 スウェン(…アウェー感が凄い……)
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紬もそれを理解していたのだろう。 高校に入ってからは積極的に新しいことに挑戦していた。 辛いことがあるかも知れないと思いながらも、寧ろそれを望んでいたのだ。 今まで触れる事の無かった、傷つき挫折する経験を心のどこかで欲していた。 アルバイトを始めたのも同じ理由だったのかもしれない。 成長を望んでいてのことだったのだ。 しかし、梓の死は紬の心を抉りとるほどの衝撃だった。 幼い頃に経験する身近な者の死とはまったく異なったものだ。 死とは何かを理解する以前なら、 悲しみよりも何故居なくなったのかと疑問を抱くことだろう。 紬は違った。 死の概念を持ちつつ心が未熟なまま人の死に触れ 凄惨な事故現場を目撃したのだ。 梓の死を理解しながらも心がそれを拒絶する。 唯も、律も、澪も同じ気持ちではあった。 けれど、紬には背負いきれない現実だった。 気を抜けば壊れてしまうほどの脆い心だったのだ。 澪「唯・・・もう、いいだろ・・・」 澪は紬の様子を見て自身も胸を痛めているのだろう 悲しみを湛えた瞳を唯に向ける。 しかし、唯は首を横に振った。 律「唯っ!」 唯「聞いてッ!」 唯「私ね。今まで自分の為にバンド演奏したいと思ってた」 唯「今はその気持ちが無いなんて言わないよ。だから──」 唯「みんな自身の為に演奏して欲しいの」 律「どういうことだよ」 唯「みんなはこのまま軽音部が無くなっていいと思ってるの?」 唯「何か遣り残したことがあると思ってここに集まったんじゃないの?」 唯は涙を浮かべる紬に向けて静かに語った。 唯「むぎちゃん。むぎちゃんはこのままでいいの?」 唯「このまま軽音部が無くなって、それであずにゃんの事忘れちゃっていいの?」 唯「乗り越えなきゃいけないことじゃないのかな。 受け入れて、大切な思い出としてしまっておくために何かしなきゃいけないんじゃないのかな」 紬「梓ちゃんの為に・・・?でも、何をすればいいの?」 唯「あずにゃんが、軽音部に入部を決めた理由覚えてる? 先輩達の演奏に惹かれて──そう言ったんだよ」 紬「私達の・・・演奏・・・」 唯「そうだよ、聞かせてあげようよ。私達の演奏を」 紬「それで、梓ちゃんのこと・・・忘れるの・・・?」 唯は首を横に振って答えた。 唯「違うよ。思い出にするの。あずにゃんが確かに、ここに──軽音部に居たことを。 そのために、あずにゃんの為に最後に最高の演奏をするの」 唯「あずにゃんの事を思って。あずにゃんの笑顔を願って」 そう、唯は最後の学際ライブまで梓の顔を思い浮かべることが出来なかった。 思い浮かべようとすると、あの事故の、血に塗れた梓の顔がちらついた。 唯は梓の笑顔を取り戻すために、梓の為にギターを弾き鳴らしたのだ。 唯「約束するよ。最後の学園祭でのライブが終わったら──」 唯「きっと、私達の中に居るあずにゃんは笑ってくれるから。 最高の笑顔を見せてくれるよ。絶対!」 紬は涙を浮かべながらも、笑顔で──確かに頷いた。 紬「はい」 律が嬉しそうな表情で机に手を付いて身を乗り出した。 唯は息を呑んだ。 恐る恐るみんなの顔を見る。 紬は涙を浮かべていた。 澪は目を伏せて、ほんの少し笑みを零していた。 律は嬉しそうな顔で机に身を乗り出していた。 律「唯っ!澪っ!むぎっ!」 三人は律に目を向ける。 律「軽音部──復活だなっ!」 唯は光に包まれ現在へと引き戻された。 結局、何も変わらなかった。 ただ紬が自分達と連絡を絶った理由がなんとなく判った気がした。 軽音部のことも梓のことも楽しい思い出として仕舞ったのだ。 紬には元よりバンドへの執着はそれほど無かったはずだ。 寧ろ、唯の方が軽音部への執着が強かったため 何時までも紬のことを思っていたのだった。 紬は、最後の学際ライブから新しい大きな一歩を踏み出し 自立と成長を遂げた。 自らが進むべき道を見つけ歩んでいるのだろう もしかしたら、何時までも過去に固執する唯を思って 連絡を絶ったのかもしれない。 そう思うと納得ができた。 それでも唯には未だに軽音部の皆で演奏したいと願う思いがあった。 こんなわがままは紬も聞いてはくれないだろうと諦めもしていたが 日記を捲りながら、もしかしたらと云う気持ちが膨らんでいった。 ──最高の演奏!? そうだ、あの時も記憶が途切れていた。 記憶の無い間の唯の演奏を、皆は凄いと言っていた。 もう一度だけ、これで最後にしようと 唯は日記を見つめた。 紬は困惑顔でさわ子を宥めようとするも 子供のように駄々をこね始めたさわ子を 律はしょうがないと云った表情で見つめる。 律「むぎ、とりあえずさわちゃんにお茶淹れてあげて」 さわ子「あ、ありがとぉ~」 さわ子は目に涙を浮かべて感謝の言葉を口にした。 律「何も泣くことはないだろ」 紬「そうだわ、ついでに私達の演奏も聞いてもらえませんか?」 さわ子「うん、聞く聞く」 律「変わり身はえぇな~」 紬はさわ子に紅茶を淹れると キーボードの前に立ち、律に目配せする。 律はそれに頷いてスティックを打ち鳴らす。 律「ワン!ツー!スリー!」 唯の左手はギターの弦を押さえ 右手にはピックを持ち 今まさに振り下ろさんとしている瞬間だった。 「ふわふわ時間」 忘れもしないあの曲だ。 体に染み付いて一生落ちることはないだろう。 唯の指が、手が、腕が、体が躍る。 自由に──今までより、もっと自由に 唯はギターを弾き鳴らす。 聞こえる。 澪のベースの音 律のドラムの音 紬のキーボードの音 懐かしい、梓のギターの音が。 唯は横目で梓を見る。 梓も唯に視線を送ったような気がした。 楽しそうだった。 嬉しそうにギターを弾く梓の笑顔が眩しかった。 守りたい──取り戻したい。 唯は決意した。 梓の笑顔を守る決意を 梓に、本当に本当の、本物の笑顔を取り戻してあげたいと。 ──助けてあげるからね。あずにゃん。 唯は梓を救う決意を胸に最後まで演奏を続けた。 最初で最後、最高の演奏を──。 演奏を終えた後、唯は自分が息を切らしていることに気づいた。 先ほどの演奏の記憶が抜け落ちていることは理解できていた。 しかし、記憶が途切れたことによる不安よりも 自分の中にある達成感に喜びを感じていた。 素晴らしく気分がいい。 ライブを終えた後のような感動が胸の裡を震わせていた。 みんなの顔を見る。 一様に驚いた表情を唯に向けていた。 澪「唯・・・すごく・・・良い」 梓「唯先輩!凄いですっ!どうしたんですか!?」 紬「本当、なんだか感動しちゃいました」 律「最高だったぞ、唯っ!」 唯はさわ子に視線を移す。 さわ子はケーキにフォークを刺したまま固まっている。 何かを言いたそうに口をぱくぱくとしているが 上手く声にならない様子だった。 さわ子は声を出せない歯がゆさから 目に涙を浮かべると 何も言わずに、大きく頷いた。 何度も何度も。 現在に引き戻された唯はすぐにその項を開く。 ──あずにゃん そう題した日記の項は涙に濡れて縮れていた。 酷く読みにくい文字で所々擦れている。 梓が事故にあった時の日記だ。 唯はあの時の記憶を思い起こす。 自分はどこに居たのか、梓はどこに居たのか クラクションが鳴ったとき、視界に車は無かった。 間に合うだろうか──間に合わせてみせる。 唯は全身に力を込めて日記を見つめた。 眩い光に包まれた瞬間、既に唯は足を上げていた。 紬「偶にはいいかもしれませんね」 唯「あずにゃんも一緒に行こう?」 梓「はい、いいですよ」 5人はそろって、唯の行きつけの店でアイスを食べた。 決して特別なことでは無かった。 月に何度かは5人そろって、同じようにアイスを食べに来る事があった。 普通のことだった。日常の風景だった。 変わらぬ日常の──。 そこからの帰り道。 梓は買い物があるといって商店街の方へ向かうために 横断歩道を渡る。 梓が皆に向かって手を振っている。 唯も手を振り返す。 梓が笑う。 唯も笑い返した。 歩行者用の青信号が点滅を始めた。 突然、けたたましいクラクションの音が鳴り響いた。 鳴り響くクラクションの中 梓は未だに笑みを浮かべて手を振っていた。 唯は走った。 梓に向かって。 唯は視界の隅に迫り来るトラックを捉えた。 ──間に合えっ! 梓との間にまだ距離がある。 唯は必死に脚を動かし梓の許へと駆けていく。 梓はきょとんとした表情で唯を見た後 目前に迫るトラックに目を移し恐怖に顔を引き攣らせた。 ──今、助けるよっ! 唯は梓に飛び掛る様に跳躍し 手を伸ばして、梓を歩道へと突き飛ばした。 ──やった。 次の瞬間に衝撃を感じ、唯の体は宙を舞った。 一瞬の事だったが随分長い時間に思えた。 唯は地面に叩き付けられると 自らの左腕が黒い塊に轢き潰される瞬間を目撃した。 肉が潰れ皮膚が裂ける。 裂け目からは血と赤い小さな肉片が飛び散り 骨の砕ける音が体を伝わって聞こえた。 黒い塊が過ぎ去り束の間、 同じ黒い塊が、 唯の、潰され轢き千切られた左腕を巻き込んで行った。 甲高いブレーキ音と ガラスの割れる音、 鉄板が叩き付けられた様な鈍い音を聞いた。 唯は眼球だけを動かして音の聞こえた方向へ視線を移す。 アスファルトには黒いブレーキ痕と赤い血の跡 それを辿ると黒い大きなタイヤが そのタイヤとトラックと思しき車体の隙間に 赤く染まった細い人間の腕がぶら下がっていた。 唯は光に包まれた。 柔らかな感触を背中に感じる。 唯はベッドの上で寝ているらしいことが判った。 鈍い頭痛が唯を襲う。 一瞬にして新しい記憶が唯の脳に詰め込まれて行く。 変わったのだ。あの時からの未来が、現在が。 いや、捻じ曲げてしまったのかもしれない より残酷な未来へと。 和「唯、起きたの?って鼻血っ・・・」 和はティッシュを手に取り唯の鼻から滴る血を拭った。 唯「ここは・・・」 唯は記憶を探る。 唯は事故により左腕切断、下半身不随の重症を負った。 唯の左腕は二の腕の辺りから下が無かった。 事故後、長い間入院生活を送っていたが、 期末試験などは病室で受けることができ 進級には問題が無かった。 大学への進学も多少の不安はあったものの 和の助けを借りて、和と同じ大学に入学、 同じアパートの一室で共同生活を送っていた。 唯は残された右腕を見つめる。 自分の体重を支えるために トレーニングに励んだ結果の隆起した筋肉。 視線を足先に向ける。 薄い掛け布団に浮かぶ細い脚 何ともアンバランスな体だ。 唯は梓の記憶を探った。 記憶の中の梓は生きている。 昨年卒業した梓は唯や和と同じ大学に進学して 同じアパートの隣へと越してきたのだった。 理由は判っていた。 唯の介助をするためだ。 毎日隣からこの部屋へ通って 唯の為に色々と世話をしてくれていた。 唯は一人でも起き上がることが出来るし トイレも、シャワーを浴びることも出来る。 電動車椅子を使って大学へ行き、買い物だって出来るのだ。 唯は梓に心配は要らないと言っていたが 梓は事故の原因が自分にあるのだと思い込み、 唯の体が不自由になってしまったことに 罪悪感を覚え自責の念を感じていた。 唯「そっか・・・」 和「唯、どうかしたの?」 唯「なんでもない、なんでも」 和「そう?ならいいけど。 実は今日、憂ちゃんが来てくれてるのよ」 唯「本当?今何してるの?」 和「唯の為に夕食作ってくれてる」 唯「あずにゃんも?」 和「ええ、梓ちゃんも一緒よ」 唯は上体を起こすと掛け布団を取り払い 右手を使って右脚と左脚をそれぞれベッドから下ろすと ベッドの脇に置いてある車椅子に手を掛け体を持ち上げる。 右腕で体を支えると、器用に車椅子に腰を移した。 唯「いこっか」 和は頷くと唯の乗った車椅子を押して部屋を出た。 リビングの扉を開けると、丁度夕食の支度が調ったところだった テーブルの上には白い蒸気を漂わせた料理が並んでいる。 憂と梓は椅子に腰掛け、唯が来るのを待っていたらしかった。 二人は唯の顔を見ると笑顔を向けてきた。 7